外壁選択のヒント

  • 土壁+軽量サイディング
    土壁に下地を取付け、軽い材料をはめ込む等して作った壁です。
    防火等のための処理で、本シミュレーションでは構造耐力は土壁だけのときと変わりませんが、材料が軽いので地震に対する悪影響もありません。

  • 土壁+下見板
    土壁に下地を取付け、木の板を釘打ち等して作った壁です。新しい建物や市街地ではあまり見られません。
    本シミュレーションでは構造耐力は土壁だけのときと変わりません。

  • 土塗り真壁
    土壁が表から見える壁です。地震を経験していると、隅(木材が交差する部分の周辺)に隙間ができていたりします。

  • モルタル
    木の軸組に下地を取付け、モルタルを塗って仕上げた壁です。多くは窓等を除いた壁全面に塗られます。地震を経験するとひび割れが入ることがあります。
    本シミュレーションでは構造耐力は考慮しますが、材料が重いため地震によって建物に加わる力も大きくなります。

  • タイル
    サイディングのように目地(タイルの隙間)がタイルをまたいで連続することがありません。多くは重量感、高級感を演出するために使われます。
    本シミュレーションでは構造耐力はなく、材料が重いため地震によって建物に加わる力も大きくなります。

  • サイディング
    板状の面材を釘で打ちつけた壁です。多くは横長(幅約2m×高さ50cm程度)に取付けられています。
    釘頭は塗装等で判別しづらいように仕上げられています。同様に判別しづらいように、模様の線のある部分に面材間の切れ目が来るようにできていますが、模様の規則を観察すると、面材が識別できます。
    本シミュレーションでは構造耐力を考慮します。